投稿日:2025年10月18日  最終更新日:2025年10月18日

みなさんこんにちは!英会話パーキースタッフです。

みなさんはお仕事や普段の生活で信頼を築く上で大切なことはなんだと思いますか?

ビジネスにおいて「お礼」と「フォローアップ」は信頼関係を築くための大切な要素です。英語でも、感謝をきちんと伝えたり、次の行動につなげる表現を使いこなすことで、相手に丁寧でプロフェッショナルな印象を与えられます。今回は、ビジネスメールや会話でよく使う「お礼とフォローアップ」のフレーズを5つ取り上げ、例文と一緒に詳しく解説します。

Response / 返答

Thank you for your quick response. / 迅速なご対応ありがとうございます

問い合わせや依頼にすぐ答えてもらったときに使えるフレーズです。

“Thank you for ~ing” は「~してくれてありがとう」という基本形で、とても便利な表現です。ここで大事なのは for の後には名詞(または動名詞) が来る、というルールです。

①名詞が来る場合

Thank you for your email. / メールありがとうございます
Thank you for the information. / 情報ありがとうございます

このように “your email” や “the information” といった名詞句を置くと、シンプルで読みやすいビジネスメールになります。

②動名詞(~ing形)が来る場合

Thank you for replying so quickly. / 迅速にご返信いただきありがとうございます
Thank you for attending the meeting. / 会議にご参加いただきありがとうございます

動詞に “-ing” をつけると動名詞となり、名詞と同じように扱えます。これで「~してくれてありがとう」という表現が作れます。

「物や行為そのもの」に感謝するとき → 名詞
「相手の行動」に感謝するとき → 動名詞

例えば、相手の「メール」という物に感謝したいときは “Thank you for your email.”。
相手が「メールをくれた行為」に感謝するなら “Thank you for writing to me.” という違いがあります。

ビジネスでは “Thanks for ~” よりも “Thank you for ~” の方が丁寧です。さらに改まった場面では “I would like to thank you for ~” という形も使われます。

I would like to thank you for your continued support. / 日頃のご支援に感謝申し上げます

Help・Cooperation / 協力

I really appreciate your help. / ご協力に感謝します

定番フレーズで、日本語の「ありがとうございます」より一歩深い「感謝しています」というニュアンスを持ちます。

“Appreciate” は「感謝する」という動詞。ビジネス英語では “I appreciate it.” や “Much appreciated.” という省略形でもよく使われます。

I really appreciate your support. / ご支援に感謝いたします
I truly appreciate your patience. / お待ちいただき感謝いたします

状況に合わせて “help” を “support” や “patience” に置き換えると自然です。

help と cooperation の違い

“help” は個人的に助けてもらったときに使うのに対して、“cooperation” は「協力・連携」という意味で、組織的な場面に適しています。

I really appreciate your help with the document. / 資料で助けていただき感謝します
We appreciate your cooperation in this project. / このプロジェクトでのご協力に感謝いたします

ビジネスメールでは “cooperation” がよりフォーマルな印象を与え、相手やチームに広くお礼を伝えるときに好まれます。

I really appreciate your support. / ご支援に感謝いたします
I truly appreciate your patience. / お待ちいただき感謝いたします

Thanks / お礼

Thank you for following up. / フォローありがとう

相手がこちらのリクエストや案件について「フォローアップ」してくれたときに使います。“follow up” は句動詞で「後追いする」「フォローする」という意味です。名詞でも使うことがあり、その時は “a follow-up” と表します。

Thank you for your follow-up on this matter. / 本件に関してフォローいただきありがとうございます
Thank you for following up so quickly. / 迅速なフォローありがとうございます

単純な「ありがとう」よりも、相手が行動を起こしてくれたことに対してお礼を伝えたいことを強調することができます。

get back to / 折り返し

I’ll get back to you soon. / 追ってご連絡します。

お礼の後に「こちらから追って連絡します」と伝えるフレーズ。自分からフォローアップする意思を示すことができます。

“get back to” は「返答する」「折り返す」という意味です。文末の “soon” で「すぐに」を表現します。より丁寧にするなら “I’ll get back to you as soon as possible.” も使えます。as soon as possibleはビジネスにおいてかなり重宝するので、覚えておいて損はありません。英文メールの件名で「ASAP」と書いてあるものは、このAs Soon As Possibleの略です。

I’ll get back to you by tomorrow. / 明日までにご連絡します
I’ll get back to you with the details. / 詳細を追ってお伝えします

“by+時” や “with+内容” を加えることで、より具体的に約束できます。

Need / 必要

Please let me know if you need anything else. / 他に必要なことがあればお知らせください

フォローアップの定番締めフレーズです。メールの最後に添えると、柔らかくて親切な印象を与えられます。

“Let me know if ~” は「もし~なら知らせてください」という構文。ビジネスでは非常に頻出で、相手への気遣いを表す便利な言い回しです。

Please let me know if you have any questions. / ご不明点があればお知らせください
Please let me know if this works for you. / これで問題なければお知らせください

“if” の後を変えるだけで、さまざまな場面に応用できます。

いかがでしたか?ビジネスでは「お礼を言う」だけでなく、「その後どう動くか」を示すことで、相手に安心感を与えられます。今回紹介したフレーズは、どれもシンプルで覚えやすいものばかりです。特に “appreciate” や “get back to” などは一度覚えれば幅広く応用できます。ぜひメールや会話に取り入れて、自然な英語で信頼関係を築いていきましょう。