みなさまこんばんは!英会話パーキースタッフです。

年末年始が近づいてきましたが、みなさまは年末年始休暇はどのように過ごす予定ですか?今日は年末年始に「帰省する」ことを英語で伝える表現を紹介します!

実家はMy Homeではない

元々住んでいた自分の家だし、My Home で伝わりそうな感じもしますが、英語圏では実家のことはMy Homeとは言いません。

My Homeは「今自分が住んでいる家」を言う時に使うので、英語で実家と言いたい時は「My parents’ home / My Parents’ house」というのが一般的です。
英語圏には「成人したら自立して親元を離れる」という考えがあって、大人になったら実家を出て暮らすのでMy Homeではなく両親の家だよね、という認識なのだそう。

ちなみに実家に住んでいるのが父母どちらかの場合は「My father’s home/ My mother’s home」、祖父母も一緒に住んでいる場合は「family’s house」に変えてもいいでしょう。

「帰省する」を表す英語表現

実家に帰ることを伝える文章では主に

1: visit
2: stay
3: go and see

の3つを使います。

1: visit

訪問することを表すvisitで帰省することを表すことができます。My parent’s homeの表現もそうですが、「帰る」というより「両親を訪ねる」という感覚なのでしょう。

「実家に帰る」=「親を訪問する」ことなので、visit my parentsでも伝わります。

I’m going to visit my parents in Hokkaido.
北海道の実家に帰省する予定です。

visitは他動詞で「〜へ」という意味をすでに含んでいるので、動詞として使うときはparent’s homeの前にtoは必要ありません。

2: stay

「実家に帰る」というよりも「両親のところに滞在した」という感覚で帰省したことを伝える表現です。

I stayed at my parents’ home for three days.
実家に3日間滞在しました。(帰省しました)

visitの時はparentsだけでもOKでしたが、滞在するのは両親の家なので、stayを使う時はparents’ homeとなります。

3: go and see

「顔を見に会いに行く」という表現です。visitよりもカジュアルなので、近くに住んでいる両親の顔を見にちょっと会いに行ってきたという時にも使えます。

I went and saw my parents in Kyoto.
京都の両親のところに帰省しました。

顔を見に会いに行ったという表現なので、一時的な帰省であることが相手に伝わりやすい表現でもあります。

return / go backでも伝わるのか

実家に帰省することを英語で伝えようとするときに、「帰る」のだから「return」や「go back」でもいいような気がしませんか?

実はreturnやgo backを使うとなんとなく「今の住居から引っ越して実家に戻る」というmove(引っ越す)に近いような印象になってしまうんです。

I’m going back to my parents’ house for a week.
実家に1週間帰る予定です。

for a weekなどの期間を表す単語をつけると誤解を与えることなく一時的な帰省であることを伝えられますよ。

地元=HometownでもOK?

日本語で「故郷」と翻訳されるhometown。故郷というと少し堅苦しい印象がありますが、要は「自分が生まれ育った町/地元」という意味。実家に帰省する=地元に帰ることを表すことが多いのでhometownを使うのもいいでしょう。

I returned to my hometown during winter vacation.
冬休みの間地元に帰省しました。

I have a lot of friends in my hometown.
地元にはたくさん友達がいます。

ちなみに住んでいる場所の最寄駅を「地元の駅」ということがありますが、この時の地元にはhometownではなく、限定された地域を表すlocalを使います。

ちょっと厄介なHomecoming

帰省を表す単語に「homecoming」がありますが、実はちょっと厄介な単語。一語で表せて便利な感じがしますが、homecomingは「長期間帰っていなくて久しぶりに帰郷する」というニュアンスを含んでいます。

またアメリカの高校や大学では年に一回、卒業生たちを母校にお迎えして、同窓会やスポーツイベントなどを楽しむというHomecomingという伝統的なイベントがあります。なので単に実家に帰るというより「久しぶりの帰郷・帰還」「年に1回会う」という意味合いの方がしっくりくるのかもしれません。

海外に留学していてすごく久しぶりに帰国するという時には使える単語なので、覚えておいてくださいね。

いかがでしたでしょうか。英語で実家に帰ることを表現するときに共通するのは「自分の家ではなく両親の家であり、自分は親に会いに来てお邪魔している身である」という意識があること。
この感覚を意識するだけで、実家に帰省することを伝える文章が作りやすくなりますよ。