投稿日:2025年2月6日 最終更新日:2025年2月6日
こんにちは!英会話パーキースタッフです。
皆さんは、TOEICを受けてみようと思って参考書を買いに行ったらいろんな種類があって選べなかった!という経験をしたことはありますか?
実はTOEICは1つの試験ではありません!試験によって様々な種類や受験方法があり、自分の必要や目的に合わせて種類を選ぶ必要があります。
そんな「TOEIC」とはどんなテストなのでしょうか。今回はTOEICのテスト内容やどのくらいの点数を目標にしたらいいのか、受けるメリットなどを紹介します!
自分の目標を立てるための参考にしてくださいね♪
TOEIC®とはどんな試験?
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TOEIC® ( Test of English for International Communication / 国際コミュニケーション英語能力テスト)は、英語によるコミュニケーションやビジネス能力を判定するための世界共通の基準テストです。
テストには特に合否がある訳では無くスコアの数値で評価されます。セクションごとにスコアが明示され、スコアごとに評価されます。
TOEICには「公開テスト(個人受験)」と「IPテスト(団体受験)」の大きく分けて2つあります。IPテストは会社や学校、スクール単位でしか受験できないため、多くの人が公開テストを受験することになります。
公開テスト(個人受験)
個人受験は申し込み手続きから受験、結果発表まで自身で行います。スコアを証明する「公式認定証」が貰えるのは公開テストのみです。
公開テストにも、グローバルなビジネスシーンまで幅広い範囲での英語の使用を想定した「TOEIC Tests」と、日常会話を想定した「TOEIC Bridge Tests」の2つのブランド、計5種類の試験があります。難易度はビジネスシーンを想定したTOEIC Testsの方が高いとされており、試験時間も長くなっています。
TOEIC Tests
TOEIC Testsは、日常生活からビジネスシーンまで幅広い範囲での英語のコミュニケーション能力を測るためのテストです。世界共通のテスト内容で構成されているため、今の英語力がどのくらいなのか測るためにはちょうど良いテストといえます。
TOEIC Listening & Reading Test
リスニングとリーディングのみが試験範囲で、解答はマークシート方式です。日本で最も受験者数が多いのがこのテストで、一般的に「TOEICを受験する」という時のテストは、このテストを指すことが多いです。
セクション | Listening | Reading |
スキル | リスニング | リーディング |
問題数 | 100問 | 100問 |
テスト時間 | 45分間 | 75分間 |
満点 合計900点(5点刻み) | 495点 | 495点 |
解答方法 | マークシート | マークシート |
TOEIC Speaking & Writing Test
スピーキングとライティングのスキルを測るテストです。ヘッドセットに声を吹き込んだり、文章を入力する試験なので、Listening & Readingよりもコミュニケーションを取るための英語力が評価される試験です。
セクション | Speaking | Writing |
スキル | スピーキング | ライティング |
問題数 | 11問 | 8問 |
テスト時間 | 20分間 | 60分間 |
満点 合計400点(10点刻み) | 200点 | 200点 |
解答方法 | パソコン&ヘッドセット | パソコン&ヘッドセット |
TOEIC Speaking Test
TOEICの中でも完全にスピーキングに特化した試験で、受験時間が最も短いテストです。日常生活からビジネスシーンまでのやり取りを継続して、会話や説明ができるかなどが重要なポイント。定期的なスキルチェックとして受験するのにもおすすめです。
セクション | Speaking |
スキル | スピーキング |
問題数 | 11問 |
テスト時間 | 20分間 |
満点 合計200点(10点刻み) | 200点 |
解答方法 | パソコン&ヘッドセット |
TOEIC Bridge Test
まだ英語学習を始めたばかりで、TOEICを受験してみたいけどちょっとまだ自信がない方はまず「TOEIC Bridge」を受けてみてはいかがでしょうか。初級から中級英語学習者を対象としたテストで、日常的に使用する英語力を判定します。
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
TOEIC Listening & Reading Testと同じくリスニングとリーディング力を判定するテストですが、TOEICよりも問題数が少なく、解答時間も短くなります。もちろん問題は全て英語ですが、120分英語のテストと向き合う自信がない…という方も受験するハードルは低いのではないでしょうか。
セクション | Listening | Reading |
スキル | リスニング | リーディング |
問題数 | 50問 | 50問 |
テスト時間 | 25分間 | 35分間 |
満点 合計100点(1点刻み) | 50点 | 50点 |
解答方法 | マークシート | マークシート |
TOEIC BRIDGE Speaking & Writing Tests
日常で活かせるスピーキングとライティングのレベルをチェックするテストです。1時間以内で終わるテストで年に6回行われるので、定期的に受験して自分の成長を確認するのにおすすめです。
セクション | Speaking | Writing |
スキル | スピーキング | ライティング |
問題数 | 8問 | 9問 |
テスト時間 | 15分間 | 37分間 |
満点 合計100点(1点刻み) | 50点 | 50点 |
解答方法 | パソコン&ヘッドセット | パソコン&ヘッドセット |
TOEIC IPテスト(団体受験)
TOEIC IPテストは団体受験のみで、学校や企業などの特定の団体に所属している人だけが受験することができます。試験会場は団体が指定する場所であればどこでも可能、日時も団体ごとに自由に設定されているため自由度が高く、受験費用も団体価格が設定されています。
テスト内容は公開テストと同じ種類のテストが受験可能で、追加で「TOEIC Writing Test」、「TOEIC Bridge Speaking Test」、「TOEIC Bridge Writing Test」の3種類がIPテストの場合のみ受験可能です。
IPテストでは公式認定証が発行されず、スコアは「スコアレポート」という成績表で表示され、会場受験の場合は団体に郵送、オンラインの場合は受験終了後すぐにそのままパソコン上で確認することができます。
TOEICを受験するメリット
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TOEICは合否が出る試験ではなく、スコアで今の実力を評価するテストです。実践的な英語レベルを測れることから、様々なシーンで指標となります。また文化的背景を知らなくても公平にテストが理解できる内容となっています。ここからはTOEICを受験するメリットを紹介します。
学習の中で実用的な英語力が身につく
TOEICは日常生活やビジネスシーンを想定した内容となっているため、受験に向けて勉強することでしっかりとした英語力が身に付きます。ボキャブラリーや表現もかなり広い範囲で勉強することになるため、テストに向けて単語帳を開いていたらいつの間にか自然に出てくるようになったという人も。
自分の実力を把握できる
合格ラインに向けて勉強する試験ではなく、全てのテストがスコアで評価されるため、今の実力を客観的に把握することができます。セクションごとにスコアが出るので、今の自分に何が足りていないのかを知ることもできます。
何度も受験することで、自分の成長を実感できるというメリットもあります。
どのテストを受験すればいい?
ここまでTOEICの概要やメリットを紹介しましたが、どのテストを受けたらいいか決められないという人もいるかと思います。それぞれの試験の特徴・メリットからどんな人に向いているか紹介しますので、必要なテストを選んで対策を取りましょう。
就職・転職でアピールしたいならTOEIC L&R
就職・転職で英語力をアピールするのであれば、最も受験者数が多く認知度が高いTOEIC Listening & Reading Testを受験しましょう。就職の際にTOEIC○○点以上という時のTOEICはもちろんこのテストの事で、履歴書に書くのであれば最低でも600点を目指しましょう。
海外クライアントを相手にするならTOEIC S&W
実際に海外のクライアントと仕事をしたり、外国人の同僚や英語での会話が中心になる場合は、読み書き会話がマスト。L&Rのテストで文法など英語の基礎知識をインプットしたあと、アウトプットの機会として会話に特化したS&Wに挑戦してみましょう。280点が仕事でもある程度問題なくコミュニケーションが取れる最低ラインと言われているので、まずは一つの目標として280点を目指してみてください。
英語のやり直し学習の成果を測るならTOEIC Bridge L&R
英語のやり直し学習者、初学者、趣味として英語を学習している人には、TOEIC Bridge L&Rがおすすめです。日常生活で活きる英語のリスニングとリーディング力を測るテストなので、入門編としてまずは肩ひじ張らずに受験してみてください。TOEIC L&Rを受験してみたけど難易度が高かったと感じた人も、ここからまた挑戦してみてはいかがでしょうか。
英会話の基礎力を測るならTOEIC Bridge S&W
中学校レベルの英会話からやり直したい、外国人の友達と英語で話せるようになりたいという人にはTOEIC Bridge S&Wがおすすめです。しかし中学レベルの英語とはいえ油断は禁物。いざ「試験」になると言葉が出て来なかったりする可能性もあるので、しっかり対策してから挑戦してみてくださいね!
いかがでしたでしょうか。
進学・就職などで自分の実力を評価してもらうためだけでなく、英語学習を始めたけどイマイチ自分の成長を実感できないという方にもオススメのテストです。
PerkyにはTOEICのスコアアップを目指すクラスもあります。今まで受験したことが無い人は試験だからと気を張るのではなく、今の自分の実力を試す気持ちで気軽に挑戦してみてくださいね♪
PerkyのWEbサイト運用担当。海外でお酒やコーヒーの勉強をしてました!