投稿日:2025年4月17日  最終更新日:2025年4月17日

こんにちは。英会話パーキースタッフです。

みなさんは、何かを思い出した時や話題を変えたい時に、何気なく「そういえば」という言葉を使っていませんか?

日本語にも微妙なニュアンスの違いがある「そういえば」ですが、英語ではどのように言うのでしょうか。ニュアンスによる使い分けは必要なのでしょうか。

今回は、「そういえば」の英語での言い回しや、そのほかの「話題を変えるイディオム」について紹介します。

代表格「by the way」

By the way, have you been to the new store yet? / そういえば、新しいお店にはもう行きましたか?
By the way, did you finish your homework? / そういえば、宿題終わった?

「そういえば」の中でも比較的よく見かけるのが「by the way」です。直訳の「道の脇に」という意味から「そういえば(話がそれるけれど)」や「ところで」という意味で使われます。話題を変えるとき以外に、新しい情報を付け加える時にも使います。

メールやSNSで見かける「BTW」はby the wayの頭文字を取った英語の略語です。

思い出した時の「that reminds me」

That reminds me, we should book the flights. / そういえば(思い出したけど)、飛行機予約しなきゃ。
that reminds me. Isn’t it the garbage day today? / そういえば今日はゴミの日ではないですか?

思い出させるという意味の「remind」を使った「that reminds me / それで思い出したのですが」という言い回しを、話題を変えるときに使うと「そういえば」というニュアンスになります。話題を変えるだけでなく、何か思い出したことを付け加えるときにも使います。

話のついでに「now that you mention it」

Now that you mention it, I am getting a little hungry. / そういえば少しお腹がすきました。
Now that you mention it, we had a meeting scheduled for today. /
そういえば、今日は会議が予定されていました。

直訳すると「あなたがそれについて言及したので」という意味なのですが、そこから「(話のついでに)こんなこともあります」や「お話のついでですが」というニュアンスをもつ「そういえば」という言い回しとなります。

考えてみた結果の「come to think of it」

Come to think of it, I don’t have any money. / そういえば、お金が無いんだった。
Come to think of it, I changed my password. / そういえば、パスワード変更したんだった。

直訳は文字通り「それについて考えてみると」という意味で、そこからもう一度よく考えてみた結果を意味する「そういえば」というニュアンスを持つ言い回しです。

会話の中の話題に触れる「speaking of which」

Speaking of which, please return the book I lent you the other day. /
そういえば、先日貸した本をかえしてください。
Speaking of which, The movie theater in the shopping mall went out of business. /
そういえば、ショッピングモールの中の映画館は閉館しました。

「そういえば」は話題を変えるときにだけ使う単語ではありません。「speaking of which」は、直前の話題に関連する別の話題を持ち出したり、今までの会話の中に出てきた内容に補足をする形で使えるイディオムです。

いかがでしたか?

日本語でも幅広いニュアンスを持つ「そういえば」ですが、英語の場合はニュアンスに応じて別の言い回しができる事があります。「そういえば」以外の意味もまとめて覚えておくと、伝えたいニュアンスに適したイディオムを選ぶことができますよ。