投稿日:2025年10月22日 最終更新日:2025年10月22日
皆さんこんにちは!英会話パーキースタッフです。
オフィスにはいろんな部屋がありますよね。日本語では「会議室」「応接室」「給湯室」などと呼びますが、英語ではどう言うのでしょうか?
英語をそのまま直訳すると「えっ、そういう言い方をするんだ!」と意外と知らないものもあります。この記事では、英語初学者でも楽しく読めるように、オフィスの部屋や設備の名前をまとめてご紹介します。
会議室=「meeting room」だけではない

会議はMeetingというので、「会議室」と聞くと多くの人が meeting room だと思い浮かべると思います。もちろんこれで通じますが、実は言い方はいろいろあるのです。
conference room:大人数での会議やプレゼン向き。ちょっとフォーマルな響き。
boardroom:役員会議用の部屋。映画やドラマに出てくる、長い机がある部屋のイメージです。
ちなみに、海外のオフィスで「Let’s go to the boardroom」と言われたら、ちょっとピリッとしてしまう感じです。
応接室は「reception room」

日本の会社にはよくある「応接室」。英語では reception room と言います。
「お客様を迎える場所」という意味で、応接室に限らず「(招待されたお客様の)待合室」という意味もあります。海外の会社では、応接室よりもロビーやラウンジで話すことも多いので、lounge や visitor’s area という言い方も聞きます。
reception には「披露宴」という意味もあります。日本でも会社や大きなプロジェクトが始まるときには「レセプションパーティ」があったりするので、違いを読み取るにはシーンや文脈が大事です。「応接室に行ってください」と言いたいときに「Go to the reception」だけ言うと、大きな会場に案内されそうな感じを与えてしまうかもしれません。
社員の憩いの場「break room」

日本の会社だと「給湯室」や「休憩室」という言い方をしますが、英語では break room がよく使われます。中にはコーヒーメーカーや電子レンジが置いてあります。
ちなみに、アメリカのオフィスあるあるで「コーヒーポットがいつも空っぽ」というジョークがあります。もし出張で行ったときに The coffee is out again! と愚痴を聞いたら、笑ってうなずいておきましょう。
*“The coffee pot is always empty.” = 「誰も責任を取らない」や「必要なときに限って役に立たない」 という愚痴っぽいニュアンスで使われることもあります。
コピー室は「copy room」または「printing room」

オフィスでおなじみのコピー機。日本だとフロアの一角に置いてあることが多いですが、海外では「コピー専用の部屋」がある会社もあります。
copy room:コピー機中心の部屋。
printing room:プリンターや大型印刷機もあるときはこちら。
「コピー取ってきます!」は英語で I’ll make some copies. とシンプルに言えますよ。
倉庫や物置は「storage room」

書類や備品をしまっておく場所は、storage room と言います。
また、掃除道具を置く小部屋は janitor’s closet と呼ばれることもあります。
ちょっと面白いのは「closet」という単語。アメリカでは「物置」や「押し入れ」の意味ですが、イギリスではあまり使われません。イギリスで closet と聞くと「トイレ」の意味になることがあるので注意!
*W.C=Water Closet
社長室は「CEO’s office」

日本語の「社長室」にあたるのは、CEO’s office です。
アメリカ映画などで「The CEO will see you now.」なんて言われると、ドキッとしますね。
ちなみに「部長室」は英語にはあまりなく、単に Mr. Tanaka’s office のように個人名で呼ばれることが多いです。日本独特の役職文化が見えて面白いポイントです。
意外と便利な「open space」

最近のオフィスでは、個室ばかりではなく、仕切りのない「オープンスペース」で働くことも増えています。英語ではそのまま open space や open office area と言います。
ここでよく聞くフレーズが、
Let’s have a quick chat in the open space. / オープンスペースでちょっと話そう
壁のない空間だからこそ、気軽にコミュニケーションできる雰囲気がありますね。
会社の中にはいろんな部屋がありますが、英語で表現すると日本語とは少しニュアンスが違って面白いですよね。ビジネスに対しての認識の違いから、日本にはない部屋があったり、逆に日本のオフィスではよく見かけるものや場所がなかったりもします。オフィスの部屋を英語で言えるようになると、海外の会社を訪問したときにも役立ちますよ!
PerkyのWEbサイト運用担当。海外でお酒やコーヒーの勉強をしてました!