みなさまこんにちは!英会話パーキースタッフです。
急に寒くなって体調を崩したり、インフルエンザなどの病気が流行する季節になりましたね。
体調が悪いことを人に伝える時、なんとなくI’m sick. と言っていませんか?
この記事では体調不良を伝えるための英文を紹介しますので、ぜひ覚えていざという時に使えるようにしてくださいね。
I’m sickは意外と使わない?
How are you doing?と訊かれた時に、体調がいい時は”I’m fine, Thank you.”、体調不良のときは ”I’m sick.”というのを教科書で丸暗記したという方も多いのではないでしょうか。
sickは「病気、体調不良」という意味の単語です。具体的な病名や症状をいわず、体調不良を伝えるだけであればI’m sick.で伝えることができます。
しかし、日常会話の中で体調を伝える時によく使うのは
I’m not feeling well. / 具合が悪いです
です。
I’m sick.と同じく具体的な症状を伝えずに体調がすぐれないことだけを伝えることができます。sickほどの病気でもなくて具合が悪いなーという時や、気分が悪いと伝える時にはI’m not feeling well.の方をよく使います。
feelは「感触」や「気分」を表す単語で、体調だけでなく物理的に触った感覚、自分の思ったことや感じた印象・感情まで、幅広く使えるとても便利な単語なので、使いこなせるようになってくださいね。
sick / ill / diseaseの違い
sick以外にも病気を表す単語に「ill」「disease」がありますが、これらの違いはご存知ですか?
sickとillの間には「症状の重さの違い」という差があります。
sickはちょっとした風邪などの比較的短い期間のものをさすことが多く、illになるとかなり重症で長期的かつ深刻な病気の際に使われることが多くなります。
ただしこれはアメリカの場合。イギリスではillでも軽い病気を意味することがあるため、どちらかというとillの方をよく使います。
そしてイギリスでは車酔いなどの吐き気を表すことにもsickが使われますが、アメリカ英語のsickには嘔吐するという意味はありません。
diseaseはsickやillよりも堅苦しく、病院で病気を診断される時、病名のはっきりしている病気、重篤な病気のときに使用されます。
並べるとsick→ill→diseaseの順で病気が重くなるようなイメージです。
It is not a serious illness. / そんなに重篤な病気ではなかった。
Myocardial infarction is a heart disease. / 心筋梗塞は心臓の病気です。
体調不良で休む時もday off ?
英語では休みを取ることを「day off」と言いますが、体調不良で会社や学校を休むことを伝える連絡をするときもday offは使えるのでしょうか?
I’m not feeling well, so I will take a day off today. / 今日は具合が悪いので、休みをいただきます。
day offには「仕事や学校がある日に自分の意思で休みを取る」という意味があるので、体調が悪くて休みを取る時にもday offを使うことができます。
ただ、day offには病欠も遊びに行く休暇も含まれて、休みの理由は関係がなくなってしまうので、病欠の時はsick dayを使うこともあります。
I am going to take a sick day today. / 今日は病気休暇をとります。
他にもsick leaveを使うこともあります。
He is on sick leave due to a fever. / 彼は熱で病欠です。
体調を崩した時に使える便利な表現
ここからは体調を崩した時に、体調不良を伝える表現を紹介します。
I haven’t been feeling well since last night. / 昨日の夜から体調が良くありません。
I’m not feeling well.がいつから続いているのかを伝える時に使います。sinceのあとを変えるだけで症状がどのくらい続いているかを端的に伝えることができます。
I’m feeling a bit under the weather. / ちょっと体調が悪いです。
feel under the weather は体調が悪いことを表す慣用句です。直訳すると「天候の下を感じる」とよくわからない意味になりますが、これは昔船乗りが体調不良になるとデッキの下で休んだことに由来しています。
ちょっと体調が悪い時から疲れやストレスから生じる具合の悪さ、二日酔いまでI’m not feeling well. と同じくらい幅広く使える口語的な表現です。
I will go to work after seeing my doctor. / 病院に行った後に出社します。
遅刻の理由が通院であることを伝える英文です。日本語で病院というとhospitalと翻訳する方も多いと思いますが、hospitalは入院や手術ができるような総合病院のこと。基本的にはclinicで紹介状を書いてもらってから行くような場所で、ちょっとした風邪でいきなりhospitalには行きません。
またclinicに行くという表現はあまり使わず、一般的には「to see a doctor (医者に会いに行く)」という表現を使います。
I’m sorry to hear that. Take care. / お気の毒に。お大事にね。
病気で休みを取る人に対しての労りの表現です。この時のI’m sorryは謝罪ではなく残念に思う気持ちを伝えるものです。sick dayの連絡にI’m sorryと返信がある場合はお気の毒にという意味になるので、覚えておいてくださいね。
いかがでしたか?
体調不良の時には普段使い慣れていない文章を考える気力がないと思いますので、まとめて覚えておくと便利ですよ。
PerkyのWEbサイト運用担当。海外でお酒やコーヒーの勉強をしてました!