投稿日:2025年11月25日  最終更新日:2025年11月25日

みなさんこんにちは!英会話パーキースタッフです。

みなさんは、英語でかかってきた電話を取ったことはありますか?英語での電話は、検索しながら内容を考えることができるメールよりもハードルが高いですよね。相手の顔が見えないうえに、聞き取りづらいことも多く、つい「えっと…」と沈黙してしまいがち。そんなときに役立つのが、会話をスムーズにつなぐ「つなぎフレーズ」です。

今回は、英語初心者のビジネスパーソンが覚えておくと安心な、ビジネス電話で使える便利な“つなぎ英語フレーズ”を5つ紹介します。電話で使える一言をマスターして、電話対応のストレスを減らしましょう!

Hold on, please. / 少々お待ちください

日本語の「少々お待ちください」にあたる、最も基本的なフレーズです。社内で誰かに電話をつなぐときや、資料を確認するために少し間を取りたいときに使います。

A: Could you connect me to Ms. Tanaka, please? / 田中さんにつないでいただけますか?
B: Sure. Hold on, please. / わかりました。少々お待ちください。

「少し待ってください」という意味の hold on はカジュアルすぎず、ビジネスでも使い勝手が良い一言です。
より丁寧にしたいときは、

Could you hold for a moment, please?」とすると、ややフォーマルな印象になります。

I’ll transfer you to 〜. / 〜におつなぎします

「転送します」「担当者におつなぎします」という場面で必須のフレーズです。“transfer” は「移す・転送する」という動詞で、電話対応では頻出です。

I’ll transfer you to our sales department. / 営業部におつなぎします
I’ll transfer you to Ms. Kimura. / 木村におつなぎします

ちなみに、カジュアルにしたい場合は “Let me put you through to〜.” でもOKです。“put through” は同じく「電話をつなぐ」というイディオムです。相手との関係性や会社の雰囲気に合わせて使い分けてみましょう。

May I take a message? / 伝言をお預かりしましょうか?

相手が不在のときに、必ず使える便利な一言で、“message” は日本でもよく使うのと同じ意味で「伝言」「メッセージ」という意味です。「May I take a message?」というフレーズを自然に使えるようになるのは、ビジネスシーンにおいてはマストです。

I’m afraid Mr. Sato is not available right now.May I take a message?
/ 佐藤はただいま席を外しております。伝言をお預かりしましょうか?

Yes, please tell him I called.”(電話をもらったと伝えてください)という返答もよく使われます。電話対応をする場合は、このセットを覚えておくととりあえずは安心です。

Could you repeat that, please? / もう一度おっしゃっていただけますか?

英語の電話で最も困るのが「聞き取れない」問題。回線の調子が悪い、相手か自分が賑やかな場所にいる、電話において聞き取れない理由は様々です。そんなときに黙ってしまうと会話が止まってしまいます。相手に失礼なく聞き返せるフレーズが “Could you repeat that, please?” です。

Sorry, the line is not clear. Could you repeat that, please?
/ すみません、回線が少し悪いようです。もう一度おっしゃっていただけますか?

ポイントは、“What?” や “Pardon?” のような短い聞き返しよりも、丁寧な言い方を使うこと。電話では相手の顔が見えないため、特に丁寧さが信頼感につながります。

Let me check and get back to you. / 確認して折り返します

すぐに答えられない質問をされたときの、万能フレーズです。
“get back to you” は「折り返し連絡する」という意味で、ビジネスメールでもよく使われます。

Let me check with my manager and get back to you. / 上司に確認して折り返します

また、「いつまでに返答するか」を明確にしたい場合は、“I’ll get back to you by tomorrow.”(明日までにご連絡します)とすると、さらに丁寧で信頼度アップです。

英語の電話は、内容そのものよりも「間のつなぎ方」で印象が決まります。
沈黙すると焦ってしまいがちですが、今回紹介したような“つなぎフレーズ”を覚えておくことで、
落ち着いて対応できるようになります。