こんにちは!蒲田・浜松町の英会話パーキーです。

日常会話やドラマなどの中で、「I’m supposed to〜」という英語表現を聞いたことがありますか?

これは外国人がよく使いがちな英語なのですが、英語を勉強している人でも「なにそれ!?聞いたことない!」と仰ったりします。

今日は、この “be supposed to” の意味と使い方についてお話してみます。

be supposed to には3つの意味がある

早速ですが、be supposed toには3つの意味があります!

①〜するものだ(義務・規則)
②〜するらしい(一般論・考え)
③〜の予定です(意図、期待)

それでは順番に見ていきましょう。

①義務・規則による「〜するものだ」

人や自分に対して「〜しなきゃいけない」と伝えるときに be supposed to を使います。

例文:

You are supposed to obey the law.
法律には従うものだ

I am supposed to be there at 10.
私は10時にそこにいなければならない

主語に対して

「〜しなければならない」
「みんなと同じように〜するものだ」

など、義務や規則をあらわす意味になります。

②一般論・考えによる「〜するらしい」

一般的に知られていることや自分の考えに対して「〜するらしい」と伝えるときに be supposed to を使います。

例文:

We are supposed to take off your shoes here.
ここで靴を脱ぐことになっているみたいだ

This movie is supposed to be very touching.
この映画はとても感動するらしい

今度は、義務や規則ではなく、考えやイメージなどを話すときに使います。

感覚としては「might(かもしれない)」に近いですね!

③意図・期待による「〜する予定です」

意図的になにかを行なう予定や、期待していることに対して「〜する予定だ」「〜なはずだ」と伝えるときに be supposed to を使います。

例文:

She was supposed to take a class today.
(彼女は今日クラスを受講する予定だった)

He is supposed to be fluent in English.
(彼は英語が堪能なはずだ)

一つ目の文章:

 She was supposed~ で「〜する予定だった」という過去形になります。

予定だった、ということは、実際には行なわれなかったんですね。

このように be supposed to を過去形で使う場合は、「●●●をする予定だったけど、しなかった」という意味になります。

二つ目の文章:

He is supposed to be ~で「彼は〜なはずだ」という期待の意味になります。

これも過去形にしてみましょう!

He was supposed to be fluent in English.
(彼は英語が堪能なはずだった)

はずだった、ということは、期待と違って●●●ではなかったという意味になります。

勝手に期待しておいて、こんなふうにガッカリされたら嫌ですね(笑)

意図や期待の be supposed toを過去形で使う場合は、「実際は違いました」というニュアンスが出ることだけ覚えておいてください。

3つの意味の見分け方

では、be supposed to の3つの使い方はどのように見分けたらいいでしょうか?

実は、これといった見分け方はありません!!

会話の流れや、文章の前後の文脈などから意味を判断することになります。

ちなみに、以前レストランで英会話パーティーを行なったときに、みなさんに「わたしはお酒が飲めないんです」と伝えたところ

「I was supposed to drink with you!」
あなたと一緒にお酒を飲めると思ってたのに!

と生徒さまが言ってくださったことがあります。

これは、③ 期待を表す be supposed to の過去形で、「実際は違いました」の良い例ですね(笑)

be supposed toは受動態

ここから文法のお話になります。

be supposed to は高校英語で習う文法です。

なので初級英語よりもちょっと難しいですが、できるだけシンプルにお伝えしていきますね!

まず、be supposed to は「be + 過去分詞」の受動態です。

しかし、supposeという動詞は、受動態でなくてもそのままでも使うことができます!

その場合は「〜だと思う」という推測を意味する動詞になります。

===============

・主語 suppose that 〜

・主語 suppose 目的語 to 動詞

===============

それでは、こちらも例文を見てみましょう!

例文:

I suppose that she is hungry
彼女はお腹がすいてるだろうな

I suppose so.
そうだと思う

I suppose him to be coming later.
彼はあとで来ると思う

推測なので、maybe(たぶん)を使っても同じような意味になります。

ただ、英語圏ではこのsupposeを使う表現が一般的です。

be supposed toってどういう意味?使える英語表現と例文を紹介!まとめ

今回は「be supposed to」と「suppose」の使い方を解説させていただきました。

I am supposed to …なんて言えると、ちょっと英語上級者っぽくないですか?

実際、高校英語なので、英会話初心者さんにとってはちょっとだけレベルが高めに感じるかも。

その時は、一番シンプルな使い方「I suppose so.(そう思う)」だけでも使ってみてください。

英会話スクールの先生と話していて、あいづちを打つ時に「I suppose so.」と言えたら「あれ?英語が上達してきたね!」と喜んでもらえるかも!?

みなさんも、supposeをかっこよく使いこなしてみてください!

無料体験レッスン