投稿日:2024年10月12日  最終更新日:2024年10月16日

こんにちは!蒲田・浜松町の英会話パーキースタッフです。
日本語で「ゆっくりする」「まったりする」と言った意味で「チルする」という言い方をしますが、これは英語の「chill」が語源となっています。
「ドライブして海辺でチルしよう」「家でテレビを見ながらチルってる」というような感じで、TwitterなどのSNSでよく使われるようになりましたが、実は「chill」には他の使い方もあります。
今回は「chill」の意味と使い方について説明していきますね!

リラックスする(動詞)

これが日本で「チルする」と言われている使い方ですね!
リラックスする、のんびりする、だらだらするといった意味があります。

I want to chill at home all the day.
(一日中おうちでのんびりしたい)

👩:What are you doing now?
(いま何してるの?)
👦:I’m just chilling.
(ただダラダラしてる

遊びに行く(動詞)

先ほどの動詞の「chill」は「リラックスする」の意味でしたが、お出かけしにいく時にも「chill」を使います。
パーティーやクラブみたいな賑やかな感じではなくて、カフェなどにのんびりしにいく時に使いますが、ふんわりとしたニュアンスですので決まった状況はありません。

Chillというよりも「Chill out」というほうが一般的です。

Let’s chill out tomorrow.
(明日どこかへ行こう

My sister doesn’t want to chill out with the guy.
(わたしの妹は、あの人とはお出かけしたくないって)

落ち着いている(形容詞)

「chill」を形容詞として人柄を表すこともできます。
「be動詞+chil」で「落ち着いている」「寛容な」「冷静な」というポジティブな意味になります。

You are so chill.
(あなたは本当に落ち着いている人ね)

My parents are chill about stuff like gambling.
(わたしの両親は賭け事とかに対して厳しくないんです)

冷え(名詞)

最後は名詞の「chill」です。
これは冷たさを表す「chill」で、凍るほどではないけれど不快感のある寒さや冷たさのことを言います。
微妙にニュアンスの違う訳になることも多く、

  • 寒さ
  • 悪寒
  • 不安
  • 興ざめ

など複数の意味がありますが、全て「冷たさ」から来ている言葉になりますので、そんなに分かりにくくはないはずです。

動詞や形容詞の「chill」との見分け方は、名詞のchillの前には冠詞(a / the)が付くことです。
「a chill」「the chill」というふうな表記になります。

There was a chill in the air.
(空気が冷んやりとしていた / 空気の中に冷たさがあった)

My brother said he got a chill.
(わたしの弟が風邪を引いたみたい / わたしの弟が悪寒があると言っていた)

最後に

いかがでしたか?
今回は英語の「chill」の使い方について解説しました。
「chill」には「冷たい」「寒い」と言った意味がベースになっており、そこから「落ち着いている」「ゆっくりしている」という意味へと派生していったようです。

冷蔵庫に入れる食材のことを「チルド」と言ったりしますが、これも「冷たい(冷却)」を意味する「chill」が変形したものなんですよ。

現代においては「チル」が英語圏でスラングとして使われていて、リラックスの意味で広く使われるようになっていますが、このような使い方もあるのでぜひ覚えておいてくださいね!
※通常の会話の中では「リラックス」の意味で受け取っていただいて大丈夫かと思います。