投稿日:2025年7月17日  最終更新日:2025年7月17日

みなさんこんにちは!英会話パーキースタッフです。
皆さんは自分の性格を英語で伝えることができますか?

温厚、せっかち、頑固…日本語にもたくさんの単語がありますが、同じだけ英語にも性格を表す単語があります。

今回は性格を表す英単語と、短所を長所に言い換える時に使える英文を紹介します。

ポジティブな印象の性格

Motivated / 意欲的な

She is a highly motivated student. / 彼は非常にやる気のある生徒です。

「motivate(動機づける)」の過去分詞です。モチベーションが高いと言いますが、両方ともMovere(動かす)が語源で、品詞が違うだけです。

Curious / 好奇心旺盛な

Children are curious by nature. / 子供は本質的に好奇心が旺盛だ。

Curiousは好奇心旺盛なという形容詞ですが、文学的な使い方で「風変わりな・奇妙な」という意味を持つ場合があります。文脈によって「知的好奇心」なのか「異質で珍しいもの」なのかが変わるため、注意が必要です。

Cheerful / 明るくて陽気な

He’s always cheerful, even on tough days. / 彼は大変な日でもいつも明るい。

「cheer(元気、声援)」+「-ful(〜に満ちた)」が1つの単語になったものです。チアリーディングのチアと同じく「元気づける」という意味を持っている単語です。「optimistic(楽観的)」や「friendly(社交的)」よりも前向きで周囲の雰囲気も明るくするような、そんな性格です。

Adaptable / 順応性がある

He’s adaptable and can thrive in any team environment. / 彼は順応性があるので、どんなチームの環境でも成功できる。

「adapt(適応する)」+「-able(〜できる)」が1つの単語になったものです。adapt には「環境・目的・形式」に合わせて①何かを変えて適応させる(他動詞)と②自分自身が適応する(自動詞)という意味があります。性格を表す時だけでなく、柔軟性や変化に対応するということに対しては何でも使える便利な単語なので、adaptは覚えておいて損はありません。

Reliable / 信頼できる

He’s a reliable friend. / 彼は信頼できる友達です。

「rely(頼る)」 +「 -able(〜できる)」が1単語になったものですが、この単語は人の性格だけでなく、故障しにくい機械や安心できる技術、正確で根拠のある情報も対象に使うことができる便利な単語です。

似た単語に「trustworthy」や「faithful」がありますが、「trustworthy」は誠実で信用できる、「faithful」は主従関係や忠誠心という面で(裏切らないという)信頼できるというニュアンスがあります。

ネガティブな印象の性格

Stubborn / 頑固

He stubborn refusal to admit his mistakes. / 彼は頑なに自分の過ちを認めようとしなかった。

意志が固いというよりは、柔軟性が無く自己主張が強い、自分の考えを変えることを拒否して改善の余地がないというネガティブな印象がある単語です。人の行動や態度に対して固執している(結果上手くいかない)という場面でも使うことができます。

Shy / 内気・恥ずかしがり屋

His shy nature makes it hard for him to make new friends. / 彼は恥ずかしがり屋な性格なので、新しい友達を作るのが難しい。

shy は、元々古英語の「sceoh(恐れる、恥じる)」が語源となっており、最初は「恐怖、おそれ」を意味していたそうで、その語源から初対面の人と接することに対する不安、自分の意見を言う事に対しての抵抗⇒内気という意味になったようです。

shyは内気で他人との接触を避ける、関わるのが苦手という印象があります。それよりも恐れや不安から消極的になってしまう場合は「timid」内向的で静かな環境を好むが社交的な環境を避ける傾向にあるだけで必ずしも不安が伴う訳では無いのは「introverted」の方がより近いニュアンスを持ちます。

Impatient / 短気・せっかち

Impatient drivers often make reckless decisions. / 短気なドライバーは、無謀な判断をすることが多い。

「patient(忍耐強い)」に否定の「im-(否定)」が付くことで、忍耐強くない⇒我慢ができない、短気という意味になります。「short-tempered(怒りっぽい」や「irritable(些細なことで苛立つ)」というような感情的な怒りに焦点があるような感情というよりは、物事を待つことができずにすぐにイライラしてしまうようなニュアンスを持ちます。裏を返すと「行動的」ではあるのですが、そのようなニュアンスで使われることはほぼありません。

Overthinker / 考えすぎる人

My boss is an overthinker, she needs to go over every detail before approving anything. / 私のボスは考えすぎる性格で、何かを承認する前にすべてを細かく確認しないと気が済まない

近年特にビジネスやメンタルヘルスの会話などでよく使われるようになった性格表現です。必要以上に考えすぎてしまうがために決断ができず、どんどん不安が増してしまうようなタイプの性格を表します。

「worrier(心配性)」のような感情面の不安というよりも思考しすぎるという方向に寄った考え方で、比較しすぎた結果考えすぎてしまい、過去のトラウマや未来への不安を繰り返し考えてしまうというような印象を与えます。

短所を長所に!ポジティブな言い回し

Detail-oriented / 几帳面

She is an incredibly detail-oriented person who always ensures that everything is completed to the highest standard. / 彼女は非常に几帳面で、いつも全てを最高水準で仕上げるよう心がけています。

「Detail-oriented」は「細かいことにうるさい、几帳面」という意味ですが、nitpickyのように重箱の隅をつつくような細かいことにケチをつけるようなタイプではなく、detail oriented task (細かい作業)が得意なような感じです。

Thinks things through / とことんまで考える

One of her strengths is that she thinks things through and anticipates potential problems. / 彼女の強みの一つは、物事をしっかり考え、起こりうる問題を予測できることです。

「Indecisiveness」のような決断力を欠いた優柔不断ではなく、しっかり考え抜いて判断する「思慮深さ」を表しています。「Let me think it through / 考えさせてくれ」という言い回しで映画やドラマでもよく出てくるので、覚えておくと◎

ここで気になるのが「Overthinker」と「Indecisiveness」と「Thinks things through」の違いです。「Thinks things through」は一番ポジティブで「計画的で慎重」「賢明な判断をするために熟考する」ようなタイプ。

次は「Overthinker」でややネガティブな印象です。慎重すぎたり、心配性というような感じです。一番ネガティブな印象なのが「Indecisiveness」で、迷ってばかりで優柔不断な感じで伝わってしまうので、自己紹介で使うのであれば「Overthinker」くらいまでにしておきましょう。

いかがでしたか?いろいろな性格がありますが、自己紹介でも他己紹介でもポジティブな方がいいので、短所も長所に言い換えられるような言い回しを積極的に使っていってくださいね。