投稿日:2025年7月15日  最終更新日:2025年7月15日

皆さんこんにちは!英会話パーキースタッフです。

パーキーに通う大人の皆さまは、お酒は飲みますか?夏になると色々なところで開催される「ビアガーデン」ですが、実は日本と海外では少し違うイメージを持っているというのはご存知でしょうか。

今回は、日本と海外のビアガーデンの違い、そして海外のお酒事情とお酒にまつわる英語について紹介します!

「ビアガーデン」は通じない?

夏の風物詩として定着している「ビアガーデン」。都会の屋上やテラスで、冷えたビールを楽しむスタイルは、多くの日本人にとって馴染み深いものです。しかし、実は日本の夏にみかけるようなビアガーデンは、英語のBeer Gardenとは少しニュアンスが異なります。

海外にも「ビアガーデン」はあるの?

英語では「Beer Garden(ビア・ガーデン)」という言葉自体は存在しますが、英語圏では、主にドイツ由来の「屋外でビールを楽しむスペース」をイメージする人が多いようです。

海外、特にドイツやオーストリアには、古くから伝統的な「Beer Garden(Biergarten)」文化があります。木陰の下で大ジョッキのビールを片手に、ソーセージやプレッツェルを楽しむスタイルは、観光客にも人気です。アメリカやイギリスにも近年は「Beer Garden」という名前の屋外パブスペースが広まりつつありますが、常設型であることが多く、食事よりもビールそのものに重点が置かれているので、日本のビアガーデンような「夏のイベント」としてバイキング形式の料理がセットになっているスタイルは少数派です。

つまり「ビアガーデン」という言葉自体は英語に存在するものの、日本で使われている意味や使われ方は独特であるため、英語で話すときには「outdoor beer event」や「beer garden-style restaurant」など、補足説明があるとスムーズに伝わるでしょう。

英語で「乾杯!」はなんて言う?お酒にまつわるリアル英会話

お酒の席に限らず、誰かと一緒に食事を楽しむときに出てくるのは「乾杯」ですよね。英語では「Cheers!(チアーズ)」が代表的な表現です。

実はこの「Cheers!」はとても万能な表現。友達同士のカジュアルな飲み会はもちろん、ビジネスの場でも使われます。たとえば、海外出張の会食で「To our successful partnership. Cheers!(成功したパートナーシップに。乾杯!)」のようにお堅いシーンでも使うことができます。

また、他にもバリエーションがあります。

Here’s to you! / 君に乾杯!
To the weekend! / 週末に乾杯!

“To 〜” の形を使えば、さまざまな場面に応用可能です。

飲みの席では、こんな英語表現もよく使われます。

What are you drinking? / 何飲んでるの?
Another round? / もう一杯行く?
Bottoms up! / 飲み干そう!

英語での飲みの会話は、文法よりもノリと笑顔が大切です。ビジネスほど難しい言い回しを使ったり、丁寧さを求める場でも無いので、少しのフレーズを覚えておくだけで、ぐっと距離が縮まりますよ。

日本人が間違いやすい!?お酒の注文・マナー

ここからは、海外のお店などで使える英語の例文をいくつか紹介します。

「One beer, please.」では頼めない?


日本人の多くが最初に覚える「One beer, please.(ビールを1つください)」ですが、海外ではビールの種類とサイズを聞かれるのが割と普通です。サイズはカフェのようなS/Mではなく「pint(パイント)」や「half pint(ハーフパイント)」など『量の単位』で注文します。銘柄やサイズまで注文時に伝えるのがスマートです。

Can I get a pint of Heineken, please? / ハイネケンのパイントサイズをください

1パイントの量はアメリカとイギリスで異なり、そしてアメリカにも2種類の値が使われているので注意が必要です。

「I’ll have the same.」の便利さ

海外のバーやレストランで友達と同じものを頼みたいとき、日本語の感覚で「Same one, please.」や「Me too.」で頼めそうですが、英語では不自然に聞こえることがあります。

I’ll have the same. / 同じものをください

このフレーズは非常に汎用性が高く、相手がビールを注文していても、カクテルでも、ワインでも使えます。相手の注文を聞いたうえで、自分も同じものを頼みたいときにぴったりです。「I’ll take the same.」という言い方もありますが、「I’ll have the same.」の方がより丁寧で一般的です。フォーマル・カジュアル両方の場面で使えます。

チップ文化

日本では馴染みのないチップですが、アメリカなどではバーでも基本的に必要。飲食店でチップを渡す習慣がないため、海外旅行でバーに行くと「いつ」「いくら」「どうやって」渡せばいいか戸惑う人もいるのではないでしょうか。相場は1杯につき1ドル前後が目安、カクテルのように手の込んだドリンクを頼んだ場合は、2ドル程度渡すのがスマートです。

Keep the change. / おつりは取っておいて

カウンターで現金払いをする場合は「Keep the change.」と一言添えるだけで好印象です。わざわざ小銭を戻してもらう必要がなく、自然にチップを渡せます。

Can I start a tab? / つけにしてもらえますか?

複数杯頼む予定なら、最初にこう言ってまとめて支払うのが一般的。その際、最後に合計金額の15〜20%をチップとして上乗せするのがマナーです。

チップを忘れると、「マナーがなっていない人」と思われることもあるため要注意。カード払いの際はレシートにチップ記入欄があるので、そこに金額を書きましょう。

これらのポイントを押さえておけば、海外のバーでも自然に、そして気持ちよくお酒を楽しめるはずです!次の旅行や出張で、ぜひ実践してみてください。

いかがでしたか?お酒が飲めるバーやパブではカジュアルに話ができるので、レッスンの中だけでなく色々な人と会話を楽しみたい!文法の事を難しく考えずにラフに会話をしてみたい!という方はぜひ行ってみてくださいね♪