投稿日:2022年3月9日 最終更新日:2022年6月1日
こんにちは!英会話パーキースタッフのAsuです。
オフィスで英語の電話がかかってきて困ることはないですか?
急に英語で話されても聞き取れなくて困ってしまいますよね。
そこで今回は【電話で英語を聞き取れない理由】と【英語の電話を乗りきるための3つのマインドセット】についてご説明します。
「電話を聞き取る」は難易度が高い!
英語の電話を聞き取ることの難易度をご存知ですか?
実は、普通に顔を合わせて話したり旅行先で外国人と話したりするよりも圧倒的に難しいのです。
その理由は、以下の3つが挙げられます。
- 私たちが知ってる「アメリカ英語」じゃない
- 外国人の名前に馴染みがない
- 仕事中だから早口
私たちが知ってる「アメリカ英語」じゃない
まず、電話なので相手の表情を見ることができない、仕草でも表現できないことは当たり前ですよね!
加えて、その電話口で話されている英語は私たちが中学高校で習った「アメリカ英語」ではないことがほとんどです。
あなたの会社で取引があるのは、どこの国でしょう?ニューヨークやロンドンですか?
例え、海外の大都市から電話がかかってきていたとしても、そこで働く人たちは必ずしもネイティブではありません。
私たちと同じようなアジア人の発音だと聞き取りやすいのですが、例えばインド系の英語などは発音が非常に難しいです。
知っている単語でもアクセントが耳慣れないので聞き取りづらいのです。
日本人同士だって地域によって方言・なまりがあり「今なんて言いました?」と聞き返してしまうこともありますよね。それと同じです。
外国人の名前に馴染みがない
次に、電話でまず最初に言われるのは「会社名」と「名前」ですね!
これも聞き取るのがめちゃくちゃ難しいのです。なぜなら、私たちは外国人の名前に馴染みがないから。
どれだけ頑張って聞き取ろうとしても、そもそも知らないワードを言われているので「多分こう言ってるな」と予測をつけることもできません。
なので、英語ができてもできなくても一回で聞き取れないのは当たり前なんです!
仕事中だから早口
そして、電話というのは基本的にちょっと早口です。
相手からすると私たちが外国人になるわけですから、気を遣ってゆっくり話してくれる人もたくさんいます。
でも、急ぎの要件だったり夕方など疲れている時間帯の電話だったりすると、どうしても早口になることはあります。
例えばアメリカからの電話だと、現地の夕方=日本の朝になります。
あなたが朝出勤したばかりでまだボーッとしている時に、外国人による英語のシャワーがふり注ぐのはちょっと辛いですよね。
ビジネス電話となれば相手も本気の英語になりますので「話すのが早くて聞き取れない!」というモヤモヤを感じてしまうのです。
乗りきる時の心構え
では、あなたが英語の電話を取らなければならない場合、どう乗り切ったら良いのでしょうか?
散々「英語を聞き取るのは大変だよ!」とお伝えしましたが、それでも電話はかかってくるので出なくてはなりません。
そこでここから、電話対応のマインドセットとして、大事なことをお伝えします。
- まずはあなたの役割を果たせばOK!
- 誰から・どんな要件でかかってきやすいかを先輩に聞いてOK!
- 分からなければ、もう一度聞いてOK!
①まずはあなたの役割を果たせばOK!
まずは電話対応でどこまで求められているか?を周りに確認しましょう。
こんな事聞いたらやる気がないと思われるんじゃないか?と怖いですよね。
ですが、あなたが本当に本当に英語の電話に困っているのであれば、むしろ周りに迷惑がかからないように早めに相談するべきなんです。
英語ができる人にパスすればいい場合もあれば、ちゃんと取り継がないと怒られるかもしれません。
英語ができる人にパスしていいなら
Just a moment, please. (少々お待ちください)
が英語で言えればいい。
でも、ちゃんと取り継ぐなら誰宛にかかっているのかを聞きとる必要がありますよね?
まずは最低限あなたの役割を達成できるように努力する。
その上でこれから英語の勉強を頑張るのであれば、今は英語が苦手でも周りの人は理解してくれます。
②誰から・どんな要件でかかってきやすいかを先輩に聞いてOK!
次に「誰から」「どんな要件で」電話がきやすいかを先輩に聞いてみましょう。
あらかじめ取引先の会社名・担当者の名前を知っていれば、聞き取るのはかなり簡単になります。
外国人の名前を聞き取るのは、その名前を知らなければ最上級に難しい。
だけど、知ってさえいれば簡単なんです。
名前を聞き取れなくても、会社名が分かれば誰に電話を回せばいいかの予測もつきます。
要件についても、同じです。
どんな内容で電話がきたのか全く分からなければ、話の糸口も掴めません。
でも「●●●に関する連絡がくる」と分かっていれば、単語だけでも聞き取れるものです。
言葉はイメージが全てです。
事前に知っている・なんとなくイメージできるという事がとても重要です。
周りの人に「誰から」「どんな要件で」電話がきやすいのか聞いてみましょう!
③分からなければ、もう一度聞いてOK!
会社名や名前を聞き取れない時は、もう一度聞きましょう。
二度も聞いたら失礼かな?と思いますよね。
実際、電話口で何度も名前を聞き返すのは時間がもったいないですし、相手からしたら失礼だと感じることもあるでしょう。
ただ、電話というのは「必要な人に取り継ぐ」ことに意味があります。
誰にも取り継げない状況になるのが一番マズイのではないでしょうか。
申し訳ないと思う気持ちはよく分かりますが、
Excuse me?(分かりませんでした)
Could you say that again?(もう一度お願いします)
などと伝えて、もう一度話してもらいましょう!
「ずっと出来ないまま」では良くない!一番大切なことは●●●
ここまで、英語の電話が聞き取れなかった時の重要な3つのマインドセットについてお伝えしてきました。
周りの先輩方は英語がペラペラで羨ましいですよね。
でも、その先輩方にも「英語が苦手だった時代」はあって、英会話スクールに通ったり留学したりと努力をして英語力を身につけてきたのです。
最初は英語ができないことを許されても、何年経っても苦手なままでは「やる気がないのかな」と誤解されてしまうかも。
いつまでも「分かりません」のままでは困りますよね。
特に海外出張があるような職場なら、どれだけ能力のある人でも
「英語ができないなら海外に行けないね」
「英語が苦手なら外国人の顧客は任せられないな・・・」
と、挑戦のチャンスが少なくなってしまいます。
せっかく仕事を頑張りたいのに、そうなったら嫌ですよね。
ここで最後に一番大切なことをお伝えします。
それは、日本にいても英語力は上げられるということ。
英語は「慣れ」が肝心。触れている時間が長ければ長いほど慣れて上達するのです。
もし職場で英語を使っていても上達しないなら単純に英語に触れている時間が少ないのです。
英語に触れる時間を増やして、英語を使うことへの自信をつけていきましょう。
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