Black Fridayって何？いつ？なぜ「ブラック」なのか由来を説明！

投稿日：2021年11月24日　最終更新日：2021年11月25日

皆さん、こんにちは！ 蒲田・浜松町の英会話パーキースタッフのAsuです。
この記事では、「ブラックフライデー」の意味と由来について解説しますね！

Black Fridayはアメリカの文化！

近年、11月になると「ブラックフライデー」という言葉をよく見かけませんか？
これは、実は古くからのアメリカの文化なのです。
なぜブラックなのか？については、後半でお伝えしますね。

さて、11月といえば、アメリカでは「サンクスギビング（感謝祭）」と「Black Friday」。
この2つには密接な関係があります。

Black Fridayを解説するにあたり、まずは感謝祭についてお伝えします。

サンクスギビングはアメリカの祝日で、家族で団らんする日。
感謝祭は、アメリカでは家族・親族に「ありがとう」の気持ちを示し、実家でたくさんのごちそうと共に1日を過ごします。

ターキー（七面鳥）を焼き、ポテトやカボチャなどを使った料理を並べ、NFL（アメフトの試合）を家族で見るのがお決まりの過ごし方。
アメリカの人は、こうして家族でテーブルを囲んで過ごすひとときをとても大切にしていますよ。

これは11月の第4木曜日で、感謝祭が終わると一気にクリスマスムードに突入します！

そしてアメリカでは、この木曜〜週末までを４連休にするところが多いのです。
休み期間を、現地の人がどう過ごすか？というと・・・そう、クリスマスの準備を始めます。

感謝祭の日は、祝日。 なので、街はどこもお店が閉まっています。

その翌日は多くの人が休みを取りますが、祝日ではありません。
なので、この日にクリスマスや年末年始に向けて一気に買い物をする人が増えます。

お店側もできるだけ多く買ってもらうために、この日に合わせてその年一番のセールを開催します。
これが「ブラックフライデー」です。

11月の第4金曜・・・つまり感謝祭の翌日が「Black Friday」なんですね！
昨今では、その翌週の月曜にオンラインショップが一気にセールを行う「サイバーマンデー」も起きています。
アメリカでは経済が大きく動くシーズンになります。

では、このBlack Fridayですが、なぜブラックなのでしょうか？
これは「赤字から黒字になるから」という説が有名になっていますが・・・

実はBlack Fridayが大規模セールになるのは、「とある出来事」をポジティブに変換するために作られた戦略のようなものなのです。

昔のフィラデルフィア（アメリカの東のほうにある街）でのことです。
感謝祭の翌日になると、買い物客・旅行客でごった返しになっていました。

なぜなら土曜には有名なアメフトの試合があり、その前に予定を済ませようとする人・試合を観にきた人でいっぱいだったからです。

警察官たちは休みを取れない上、交通整理のためにとっても長い時間働いていました。
また、人混みを利用した犯罪も起きやすいので、法的にも問題になっていたのです。

それが原因で、嫌な金曜という意味で「Black Friday」と言われるようになったのです。

1961年までに、この「ブラックフライデー」という言葉が定着しましたが・・・これもまた悩みの種。
なぜなら、一年のうちで大きく売り上げるはずの日にネガティブなイメージがついてしまうからです。

そこでマーケターたちは、名称を「Big Friday」に変えようとしました。
でもこれはなかなか浸透せず、失敗に終わりました。

さぁ、小売業にとっては死活問題です！
そして考えた商人たちは、ある解決策を見つけたのです。

Black Fridayの名前が変えられないなら、コンセプトを変えてしまえばいい。

そう考えた小売業者たち。
Black Fridayのイメージがポジティブになるよう「赤字から黒字になる」というイメージ戦略を始めます。

これは、ホリデーシーズンにはぴったりのイメージですよね！
ただでさえプレゼントを買い求めるお客さんがごった返す時期ですから、その「購買欲」に拍車をかけたのでした。

そして、フィラデルフィアでの「Black Friday」・・・
つまり本来のネガティブなルーツは忘れられていったのでした。

「Black Fridayは黒字説」は、あとから作られたコンセプトだったのですね。
バレンタインが日本で “チョコレートのイベント” になったのと同じですね(^^;)

どこのお店も商品が安くなるので、わたしたちには嬉しいシーズンですよね！
ぜひこの機会に、素敵なお買い物をされてくださいね。

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