こんにちは!蒲田・浜松町の英会話パーキーのAsukaです。
今回は、“大人” が「遊ぼう!」と言うときの英語表現について説明しますね。

なぜ “大人” の遊びというふうに限定しているか。
それは、オトナとコドモでは遊びの内容が違い、それに応じて単語や表現が変わるからです。

遊ぶ=playだと思っていた方は要注意!ぜひこの記事をお読みになってみてくださいね♪

遊ぶ = play は子供だけ

皆さんは、学生時代に「遊ぶ=play」だと習いませんでしたか?
これは半分正解、半分間違いです。

playという動詞は、

  • スポーツをする(play sports)
  • 楽器を演奏する(play the piano)
  • 役柄を演じる(play a role)

など、「●●●をする」という意味で使うのが基本です。

もちろんplayには「遊ぶ」という意味もあるのですが、これは子供が鬼ごっこやおままごとで「子供のお遊びをする」という意味になります。イメージとしては、大体10歳ぐらいまでの小さな子供が遊んでいる感じです。

なので、オトナ同士で「遊びに行こう!」というときに「Let’s play!」や「I’m going to play with friend!」などと言うと、まるで幼稚園児や小学生と遊ぶような意味になってしまうのです。
「お友達とplayするってことは、お友達は子供なのかな・・?」と思われてしまいます。

A: I will play with Lucy tomorrow.(明日はルーシーと遊ぶよ)
B: …? Is Lucy a child? Someone’s kid?(?ルーシーは子供?誰かのお子さん?)

↑こんな感じのリアクションになると思います。
なので「play=子供の遊び」だと覚えておいてくださいね!

一方で、大人の場合の「遊びに行こう!」は、友達や恋人同士で外食をしたりショッピングをしたりと、“お出かけ” をするニュアンスですよね?
なので、遊びに誘うと気には、playを使わずに「お出かけしよう!」という表現を使うのが一番ピッタリなのです。

大人の「遊ぶ」=「hang out」

大人が「遊びに行こう(お出かけしよう)」という場合、使うべきフレーズは “hang out” です。
読み方は「ヘンガウト」。ハングではなくヘングと言うのが正しい発音です!

“hang out” というフレーズには「一緒に時間を過ごす」や「遊びに出かける」という意味があるので、大人のお出かけにはピッタリですよね。
海外ドラマなどでもよく「Let’s hang out!」と言うフレーズが出てきますよ。

hang outの例文

では早速「hang out」を使って、遊びに誘ってみましょう!

A: Do you want to hang out this weekend? (今週末、遊びに行かない?)
B: Yeah sure! I’m down. (いいね!賛成だよ)

※I’m downは「同意」という意味です。

A: Let’s hang out tomorrow! (明日遊びに行こう!)
B: Sorry, I already have plans. (ごめん、もう予定があるんだ。)

今ちょうど遊んでいるところ!と言う場合は、現在進行形を使って「I’m hanging out」にしましょう。

A: I’m hanging out with my classmate. Do you wanna join us?(クラスメイトと一緒に遊んでいるよ。あなたも来る?)
B: I want, but I have to finish my homework today. (そうしたいけど、今日は宿題を終わらせなきゃ)

過去のことについて話す場合は、hang out の過去形で「hung out」を使います。

例)I hung out with my friend yesterday. (昨日、私は友達と遊びに行った。)

なお、hang outはとてもカジュアルな言葉です。
お友達・仲良しの同僚などを遊び・お酒などに誘うときに使ってあげてください。

知り合い・先輩・後輩など、もう少し距離感がある相手をお出かけに誘う場合、hang outだとノリが軽すぎるかもしれません。
その場合は「go out」を使うほうが、無難で、丁寧な印象になるでしょう。

hang outとgo outとの違いは?

hang outと似た英語の「go out」。
go outのほうがちょっと丁寧になりますが、他にも違いがあります。

go out = 出る、出かける

go outの場合は遊ぶことに限定されておらず、単純に「出る」「出かける」という意味合いがあります。
go out of~ だと「●●●の外に出る」という意味にもなりますので、シンプルに外に出るようなイメージをお持ちいただけたらと思います。

例)I have to go out today. (今日は外出しなきゃ)
She goes out at least once a day.(彼女は少なくとも1日一度は外出します)
Ted has to go out of this room right now. (テッドは今すぐこの部屋を出なくてはいけない)

go out = お付き合いする

その他、go outを使って「お付き合いしている」という表現もできます。

  • go out with~ :●●●と付き合っている、交際している
  • go out for~ :(年月など)の間、付き合っている

例)I’m going out with Nancy.(ナンシーと付き合っています。)
We are going out for 3 years.(私たちは3年付き合っています。)

同じ言葉なのに、違う意味があると、ちょっと難しく感じますよね。
例えば「出かける」「付き合う」を両方とも「go out」で表現すると、こんな英会話になります。

A: Hey, I saw you at Ginza last night.(ねぇ、昨晩に銀座で君を見かけたよ)

B: Oh, really? I went out for dinner to sushi restaurant yesterday.(ほんと?昨日は夕食でお寿司屋さんに出かけたんだよ。)

A: Sounds nice!(いいね!)

B: Why didn’t you say hi to me?(なんで声かけてくれなかったの?)

A: Because you were with Nancy. Are you going out with her?(だってナンシーと一緒にいたから。付き合ってるの?)

B: Yes, we are going out for a year. (うん、付き合って1年になるよ)

A: I heard that John asked her out.(ジョンが彼女をデートに誘ってるの聞いたけど。)

B: I know. I asked her to not to go out with John.  He is a bad guy.(知ってるよ。彼女にはジョンと出かけないでとお願いしてある。悪い奴だからね。)

※ask 人 out = 人をデートに誘う

このように、go outは「お出かけ」にも「お付き合い」にも使えるフレーズです!
どちらの意味が該当するのか?は、会話の流れで判断します。

もし、使い分けが分からなくなる!という場合には、

  • 遊びに行く時は「hang out」
  • 外に出かける時は「go out」

というふうに使い分けると、自然な英会話になりますのでお試しくださいね。

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