投稿日:2025年7月24日 最終更新日:2025年7月25日
こんにちは!英会話パーキースタッフです。
皆さんは英語でビジネスメールを打つことはありますか?
ビジネスメールで英語を使うとき、文法や敬語に気を取られがちですが、実は略語(abbreviations)を上手に使えるかどうかで、相手との距離感が大きく変わります。ネイティブのビジネスパーソンは、メールでも略語を適度に使っていて、それが効率の良さや信頼感を演出するポイントにもなっています。
この記事では、ビジネス英語でよく使われる略語をいくつか紹介します。実際のメールでの例文とともに、その使い方や注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
FYI – For Your Information / ご参考までに

情報提供や共有のために使うフレーズです。参考までにどうぞというニュアンスで、文頭・文中どちらでも使うことができます。返答が欲しいわけではなく、単に情報を共有するだけという時に使います。
FYI, the updated schedule is attached to this email.
/ ご参考までに、更新されたスケジュールを添付しました。
BTW – By The Way / ちなみに
会話の流れを変えるときに使われます。口語的な表現なので、目上の人に多用するのは避けるようにしましょう。同僚などカジュアルな関係の相手に使います。
BTW, have you seen the latest client feedback?
/ ちなみに、最新のクライアントからのフィードバックは見ましたか?
EOD – End of Day /今日中に

その日の業務終了時間までという意味で、多くの場合は午後5時から6時ごろを指すことが多いです。少し柔らかく催促する時にも使える締切を伝えるのに便利な表現です。タイムゾーンには注意して使うようにしましょう。
Can you send me the report by EOD?
/ 今日中にレポートを送ってもらえますか?
ASAP – As Soon As Possible / できるだけ早く

EODとは逆に、至急・なるべく早めにと、緊急性を伝える表現です。フォーマル度が高く、強く催促したい時に使われます。トーンに気をつけて丁寧な文を組み立てることで、クライアントのようなビジネスの関係の相手にも使うことができます。「Could you〜」や「Please kindly〜」などと組み合わせてソフトな印象にするのがおすすめです。
Please get back to me ASAP regarding the client’s request.
/ クライアントの依頼について、できるだけ早くご返信ください。
TBC – To Be Confirmed / 確認中・要確認
「未確認」や「確認待ち」の状態を表します。予定や情報が仮決定済みであることを伝える表現です。
The speaker for the event is TBC.
/ イベントの講演者は確認中です。
TBD – To Be Determined / 未定・後日決定
会議の日程や詳細が「まだ確定していない」ことを伝えます。同時に「後で決まります」ということが伝わる表現で、TBC(To Be Confirmed)よりもやや柔らかい印象です。
The agenda for next week’s meeting is still TBD.
/ 来週の会議のアジェンダはまだ未定です。
「TBC」は、候補がありつつも確定していない状態なので、場所が決まっていないならTBD、場所は決まりそうだけど決定ではなく確認中ならTBCという使い方になります。
いかがでしたか?英文メールでは短くても伝わりやすいことが求められるため、相手との関係性にもよりますが略語を使うことも多くあります。そして、ネイティブの間ではごく自然に使われるため、理解して使いこなせるようになると、やり取りがスムーズになります。
しかし、あくまで略語であり万能ではないため、使い方によっては冷たい印象を与えたり、無礼だと感じられたりすることもあるため、関係性や状況に応じて使い分ける必要があります。そして、略語を使うときは意味を相手が知っているということが前提となるため、略語の元となったセンテンスはきちんと覚えておくようにしてくださいね。
PerkyのWEbサイト運用担当。海外でお酒やコーヒーの勉強をしてました!