投稿日:2025年10月4日  最終更新日:2025年10月5日

みなさんこんにちは!英会話パーキースタッフです。

秋になると「美味しいものを食べたい!」という気持ちが高まりますよね。そんな時期こそ「運動」や「ダイエット」を意識する人も多いはず。
今回は「筋肉」「トレーニング器具」「運動の種類」などを英語で学びながら、秋のトレーニング・ダイエットに役立つ表現を紹介します。例文も交えて紹介しますので、ぜひジムで使ってみてくださいね。

筋肉の名前を英語で覚える

Brain(脳)やStomach (胃)などの内臓は英語でも良く聞きますが、筋肉の名前って意外と聞かないですよね。まずはよくトレーニングで聞く筋肉の名前を英語でなんと言うのかを紹介します。

Abs(abdominal muscles ) / 腹筋

I want six-pack abs. / シックスパックの腹筋がほしい

abdominal は「腹部の」を意味していて、「abdominal muscles (abs)」は「お腹まわりの筋肉➡︎腹筋」のことを指します。アブコースター・アブクラッシャーのabはこの「abdominal muscles(腹部の筋肉)」から名前がついています。

しかし「アブ」とついている筋トレマシンだからといって、全てが腹筋を鍛えるマシンというわけではなく、「abs(腹筋)」を鍛えるマシンと「abduction(外転運動)」で鍛えるマシンがあります。

アブダクションマシンのabは「ababduction (外転)」、つまり体の中心から外に動かす動きです。ここでの ab- はラテン語の接頭辞で「離れて」「外へ」という意味です。他にも「abduct(さらう)」や「abnormal(普通から外れた→異常な)」も同じ接頭辞のabが使われている単語です。

日本でも良く聞くシックスパックは英語でも同じくsix-packです。
ここで気になるのが、six-packが単数系なこと。packは包装と言う意味で数えられる名詞なのに、ここでは単数形です。

「six-pack」は1ケースや1ダースのように「6つ入りのパック(が1つ)」と言う意味のかたまりです。「a six-pack of beer / ビール6本入りパック」など複数本を1括りにしたものを表す使い方をしていましたが、それがそのまま腹筋の割れ目(本当は1つの腹筋というかたまりだが、割れ目が入ることで6個に見える)を表す言葉になりました。一つの形容として定着しているので、マッチョが何人いても単数形です。

Back muscles / 背筋

I want to strengthen my back muscles. / 背筋を強くしたい。

「back」は背中、「muscle」は筋肉なので、そのまま「背中の筋肉」という意味になります。特定の部位をまとめて指す便利な表現です。
英語では「背筋を鍛える」と言うときに straighten my back(背筋を伸ばす)とは違い、strengthen my back muscles という言い回しをします。日本語の「背筋」と同じ言葉はなく、「背中の筋肉」という直訳的な表現を使います。

Biceps ・ Triceps / 上腕二頭筋・上腕三頭筋

He’s training his biceps and triceps. / 彼は上腕二頭筋と上腕三頭筋を鍛えている。

biceps(バイセップス) は「bi(二つ)」+「ceps(頭、突起)」から成り、「二つの起点を持つ筋肉」=上腕二頭筋のことで、triceps(トライセップス) は「tri(三つ)」+「ceps」で「三つの起点を持つ筋肉」=上腕三頭筋を指します。
どちらもラテン語由来の専門用語で、筋トレ用語としてそのまま英語でも日常的に使われます。ジムで「I worked on my biceps today.」と言えば、二頭筋トレをしたことが伝わります。

Legs ・ Quads / 脚・太もも

I did a hard workout on my legs and quads. / 脚と太ももの筋トレをきつくやった。

leg muscles で脚全体の筋肉を表せますが、筋トレ界隈では太ももを特に quads(クアッズ)と呼ぶことが多いです。
これは quadriceps(大腿四頭筋) の略で、「quadri(4つ)」+「ceps(起点)」=「4つの筋頭を持つ筋肉」という意味です。
「レッグデイ(leg day)」という足のトレーニングをする日を表す言葉があるくらい、足のトレーニングは重要視されます。

トレーニング器具

トレーニング器具は、実は語源から名前が付けられているものがたくさんあります。

Treadmill(トレッドミル)

「ランニングマシーン」のことです。tread=踏む、mill=粉ひき機 が語源で、昔の踏み続けることで穀物を曳いたり水を汲んだりする装置が元となっています。

Barbell(バーベル)

bar=棒、bell=鈴(鐘)が語源となっていて、元々は重りが鐘のような形だったため、バーベルという名前がついたとされています。今は円盤型のプレートを付けるようになりましたが、名前だけはそのまま残っています。

Exercise bike(エアロバイク)

実は「エアロバイク」というのは、商標登録がされている和製英語です。英語圏では「exercise bike(運動用の自転車)」もしくは「stationary bike(固定された自転車)」と呼びます。

トレーニングを行うときに使う動詞はride(乗り物に乗る・こぐ)です。

He is riding a stationary bike at the gym. / 彼はジムでエアロバイクをこいでいます。

トレーニングの種類を英語で表現しよう

トレーニングの種類や回数を表す表現は健康記事でもよく見かけるので、まとめて覚えておきましょう。

Cardio / 有酸素運動

Cardio helps burn calories. / 有酸素運動はカロリー消費に役立ちます。

burn calories は「カロリーを燃やす」という表現です。筋トレだけではなく健康記事などでよく見かけるので覚えておいて損はありません。

workout / 運動全般

Let’s do some stretching before the workout. / 運動の前にストレッチをしましょう。

workout=運動全般を表します。本来は「解決する」「うまくいく」という意味でしたが、そこから「work out one’s body(体を鍛える)」「work-out (練習・訓練)」というように使われるようになり、workoutという名詞になりました。

運動全般を表す名詞の時はworkout、解決するという動詞フレーズとして使うときは「work out」と離して使います。

モチベーションを高めよう!

ダイエットや運動など何かを続けるには「励ましの言葉」が欠かせません。英語には短くても力強い表現が多くあります。

Don’t give up! / 諦めないで!

命令文の否定形です。通常の命令文は「動詞の原形」で始めるので、否定するときはDon’t + 動詞 で表します。give up(諦める)という動詞フレーズを否定します。

海外ではDon’t + 動詞はかなり必須フレーズなので、すぐに反応できるように絶対覚えておいてください。

No pain, no gain. / 苦労なくして成果なし

ことわざなので、そのまま覚えておいて大丈夫です。文法的に解説すると「A, B.(AがなければBもない)。」の形を取ります。painは「苦しみ・痛み」という意味です。

いかがでしたか?意外と筋肉を表す英単語は知らないようで、トレーニングやダイエットをしている人なら聞き馴染みがある単語が多かったのではないでしょうか?

特に社会人になってから何かを始めようとする人の多くは、スキルアップを狙った「英語学習」か、体力を落とさない・不摂生などの対策としてジム通いやスポーツを始める人が多いと思います。日本のジムでも外国の人がたくさんいたりする場所も多いので、そんな場所で友達を作れば同時に身につけることもできるかもしれません。何より一緒に励まし合える相手がいるだけで、どちらもかなり捗りますよ🎶