投稿日:2025年12月25日  最終更新日:2025年12月25日

皆さんこんにちは!英会話パーキースタッフです。

海外出張と聞くと皆さんはどう思いますか?初めての出張やたまにしか行かないビジネスマンにとっては、ワクワクするものである一方で、思わぬトラブルというのがつきものです。

今回は出発から帰国までで起こりがちなトラブルを、使えるフレーズと一緒に紹介します。いざというときにパニックにならずに対応できるよう、しっかり予習しておきましょう。

空港で:搭乗ゲートの変更

Excuse me, could you tell me where Gate ○○ is? / すみません、Gate ○○はどこにありますか?

“could you tell me …?”(~を教えていただけますか?) という丁寧な言い回しを使った依頼表現です。“could” は “can” よりも控えめで、ビジネスでもよく使われます。“where Gate ○○ is” は間接疑問文の形で、「どこにあるか」を一文にまとめています。「where is Gate ○○ ?」の語順ではないのがポイントです。

A: Excuse me, could you tell me if the gate has changed?

すみません、搭乗ゲートが変更になったか教えていただけますか?

B: Yes, it has been changed to Gate 42.

はい、42番ゲートに変更されています。

A: I see. Could you tell me where Gate 42 is?

わかりました。42番ゲートがどこにあるか教えていただけますか?

B: Sure. It’s down this hallway, near the end on the right.

わかりました。この通路を進んで、右側の一番奥の近くです。

ロスバゲした時は

ホテルで:予約の不備

I booked a room for tonight, but it seems there’s a problem with my reservation.
/ 今夜の予約をしたのですが、予約に問題があるようです。

“book” は「予約する」、その過去形 “booked” を使っています。“it seems” は「~のようだ」という便利な言い回しなので、覚えておいて損はありません。焦ったり怒ったりしても状況はよくなりません。このフレーズで「クレーム」ではなく、冷静に状況を伝えることで相手もスムーズに対応してくれます。

Could you please check my reservation again? / もう一度予約を確認していただけますか?

A: Hello. I booked a room for tonight, but it seems there’s a problem with my reservation.

こんにちは。今夜部屋を予約したのですが、予約に問題があるようです。

B: I’m sorry to hear that. May I have your name, please?

申し訳ございません。お名前を教えていただけますか?

A: Sure. It’s Lisa. Could you please check my reservation again?

はい。リサです。もう一度予約を確認していただけますか?

B: Of course. Let me take another look.

かしこまりました。もう一度確認しますね。

移動中:交通渋滞

I’m stuck in traffic. I’ll be a little late. / 渋滞にはまっています。少し遅れます。

“stuck” は “stick”(くっつく・動けなくなる)の過去分詞で、“be stuck in ~” で「~に閉じ込められている」「動けない」状態を表します。“traffic” は「交通」や「渋滞」を意味する名詞で、冠詞なしで使うのが自然です。

“a little late” は「少し遅れる」という柔らかい言い回し。ビジネスの遅刻連絡にも便利です。

海外では車で渋滞に巻き込まれることが多い国が多くあります。電車や地下鉄、専用レーンを走るバス、バイクタクシーで移動したりすることで回避したりするのですが、商談前だと荷物が多かったり天候に左右されたりするためタクシーを利用することも。運悪く渋滞に巻き込まれたら、すぐに連絡しましょう。

I’ll join the meeting as soon as I arrive. / 到着し次第、会議に参加します。

A: Hi, I’m calling to let you know that I’m stuck in traffic and will be a little late.

こんにちは。渋滞に巻き込まれて少し遅れることを伝えるために連絡しました。

B: Thanks for letting me know.

ご連絡ありがとうございます。

A: I’ll join the meeting as soon as I arrive.

到着したら会議に参加します。

B: No problem. We’ll start the meeting without you.

問題ありません。先に会議を始めますね。

商談中:回線トラブル

Excuse me, is there any free Wi-Fi I can use here? / すみません、ここで使えるフリーWi-Fiはありますか?

海外出張に必要なものに「現地で使えるWi-Fi・Sim」などがあります。しかし日本にいるときのように無制限に大量のパケットを使えるわけではなかったり、場所によっては重かったりと回線トラブルが起こることもしばしば。接続できなくなったときは、“free Wi-Fi” や “public Wi-Fi” を探すのが基本です。いざというときは焦らず、フリーで使えるWi-Fiがあるか確認してみましょう。

“Is there any ~ I can use?” は「使える~はありますか?」というとても便利な質問文です。“any” が入ることで、「どれでもいいから何かありますか?」というニュアンスになります。

My phone can’t connect to the local network. / スマートフォンが現地のネットワークにつながりません。

A: Excuse me, is there any free Wi-Fi I can use here?

すみません、こちらで使える無料のWi-Fiはありますか?

B: Yes, we have guest Wi-Fi. Is something wrong?

はい、ゲスト用のWi-Fiがありますが、何かありましたか?

A: My phone can’t connect to the local network, and I need to check some files for the meeting.

スマートフォンが現地のネットワークに接続できなくて、商談用の資料を確認する必要があるんです。

B: I see. I’ll give you the Wi-Fi password.

わかりました。Wi-Fiのパスワードをお伝えします。

帰国前:フライトキャンセル

My flight was canceled. What are my options? / フライトがキャンセルになりました。どうすればいいですか?

“was canceled” は “cancel” の受動態です。「(能動的に)キャンセルした」のではなく、「(何かしらの原因で自動的に)キャンセルされた(状態)」を表します。“options” は「選択肢」という意味で、再予約やホテルの手配を聞くときに便利です。

Can I rebook another flight today? / 今日中に別の便を取り直せますか?

A: Hello. My flight was canceled. What are my options?

こんにちは。私の(乗る予定だった)フライトが欠航になりました。どういう対応が可能ですか?

B: I’m sorry about that. Let me check what’s available.

申し訳ございません。空き状況を確認します。

A: Thank you. Can I rebook another flight today?

ありがとうございます。今日中に別の便に変更可能ですか?

B: Yes, there’s another flight this evening with a few seats left.

はい、本日夕方の便に若干空席があります。

いかがでしたか?トラブルが起きたときは、難しい文法を使うのではなく、「シンプル」かつ「丁寧に」が基本です。“Could you ~?” “It seems ~.” “What should I do?”など、応用が利くパターンをしっかり覚えて、いざというとき焦らずに対応できる英語力を身に着けておきましょう!