投稿日:2021年9月29日  最終更新日:2021年9月30日

みなさん、こんにちは!
蒲田・浜松町の英会話パーキー スタッフのAsuです。

今日は英会話で使われる「poor」の意味の違いについて解説していきます。

poorというと、貧しいという意味で覚えていらっしゃる方が多いのですが、実はネイティブの間ではちょっと違うニュアンスでも使われているんですよ!

poorの根本的な意味

まず、poorの根本的な意味についてご説明しますと、poorには「足りない」「乏しい」という意味合いがあります。

「貧しい」というイメージで固定してしまうと、うまく訳せない英文が出てきてしまいますので、「足りない」「乏しい」というイメージを持つようにしてくださいね。

次に、poorの使い方について例文と共に具体的にご説明します。

大きく分けて

  • 質が悪い
  • 貧しい
  • 下手、苦手
  • かわいそう

の4パターンになりますので、それぞれ見ていきましょう!

「質が悪い」poor quality

poorは「質の悪さ」を表します。
これは大変よく使う表現なので、一番最初にご説明しちゃいますね。

あらゆる物の「質の悪さ」に使えるので、
例えば食べ物・洋服・電化製品の質が悪い場合にも使えますし、人の態度・言動などが悪い場合にもpoorで表現します。

食べ物の場合

I bought some poor wine.
質の悪いワインを買ってしまったよ。

This is poor quality cheese.
質の悪いチーズですね。

家具、電化製品などの場合

I never use poor quality microwaves. It gets broken easily.
わたしは質の悪い電子レンジを使いたくないです。すぐ壊れますから。

A: Is she going to buy the poor design cup?
あの子、あんなデザインの悪いカップを買うつもりかしら。

B: Don’t you happen to know that is WedgeWood…?
 あれはウェッジウッドだよ、もしかして知らない・・?

人の態度や言動などの場合

Why Mary doesn’t change her poor behavior?
なぜメアリーは彼女の悪い態度を改めないんだろう?

I have poor posture.
わたし姿勢が悪いんです。

He has poor taste in clothes.
彼は洋服選びのセンスが悪い。

「貧しい」I’m poor

これは私たちに馴染みのあるpoorの使い方ですね!
純粋にお金がなくて貧しい経済状況であることを指します。

これは人に限らず、例えば地域であったり、社会であったり、幅広い範囲での収入難・経済的困窮を表現できます。

I am as poor as ever.
わたしは今まで通りに貧乏です。

We are poor, but we are happy!
我々は貧しい、でも幸せです!

My dad was poor when he was University student.
パパは大学生のとき貧乏でした。

Nobody knows why the family is always poor.
なぜその家族がいつも貧乏なのか誰も理由を知らない。

Please stay away from the poor area.
その貧困地域には近付かないようにしてください。

「下手」poor at ●●●

何かがヘタだったり、苦手だったりするときにpoorを使います。
基本的には「poor at ●●●」の形で「●●●が苦手」という意味になります。

My husband is poor at drawing.
夫は絵を描くのが苦手です。

I’m poor at cooking.
わたしは料理が苦手。

My daughter is poor at Math, but very good at exercising!
わたしの娘は数学が苦手だけれど、運動は得意なんですよ!

I’m poor at reading faces.
相手の顔色を読むのが苦手です。

ちなみに「もう壊滅的にヘタクソなんです!」という場合は、poorよりも「I’m bad at ●●●」のほうが合っています。

「poor at」と「bad at」では、bad atのほうが意味が強くなりますよ。

「かわいそう」poor thing

最後に「かわいそう」のpoorですね。

これはもう、お決まりのフレーズで「Poor Thing!」という言葉があります。

何か気の毒な話を聞いたときに、「散々だったね」という慰めの意味で「Poor Thing」と返事をします。

A: I couldn’t sleep last night because I have been worried about my presentation.
昨日の夜、プレゼンが不安で眠れなかったの。

B: Oh, poor thing. Let me know if you need any help.
それはかわいそうに。何が助けが必要なら言ってね。

ただ、これは友達や同僚など立場が同等な人物、あるいは年下などの相手に対してかける言葉なので、目上の人に言うとびっくりされると思います(笑)

目上の人には「I’m very sorry to hear that…(それは大変お気の毒です)」ぐらいにしときましょう。

Poor dog. He is barking until he can go walking.
かわいそうなワンちゃん、お散歩に行けるまで吠えてるみたい。

My poor kid needs surgery as soon as possible.
わたしのかわいそうな子供は、できるだけ早く手術を受けなければなりません。

Poor Sara. She is fired from her job.
サラは気の毒です。彼女は職場で解雇されました。

”poor”は貧しいだけじゃない!英会話での使い方と例文をご紹介:まとめ

今回はpoorの根本的なイメージと、使い方・例文についてご紹介いたしました。

poorを「貧しい」で当てはめて、上手く読めない場合は、まずは「質が悪い」「下手」「かわいそう」で訳してみてくださいね。

日常英会話についてもっと知りたい方は、英会話パーキーまでお尋ねくださいね!

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