投稿日:2025年2月20日 最終更新日:2025年2月20日
皆さん、こんにちは!英会話パーキースタッフです。
ネットニュースなどを見ていて、見慣れない単語が出てきた…という経験をした事はありますか?
実は日本語と同じように、英語のニュースにも「新語」や、単語を組み合わせた「造語」、頭文字だけを繋げただけで通じるようになった言葉がたくさん存在し、そのような言葉をCoined wordと言います。
今回は最近登場した時事ネタ英語を紹介します!
Coined word(造語)とは
日本語でもたくさんの「造語」がニュースやSNSで見受けられますが、英語では「人が作り出した新しい単語=造語」のことを「Coined word」といいます。
coinと聞いて一番最初に思い浮かぶのはもちろん「硬貨」でしょう。しかしcoinにはお金に関係する「硬貨」「(貨幣を)鋳造する」という意味の他に、「(標準語として使われるようになった)新語」「(新しい言葉を)作る」という意味もあります。
The word was coined from Latin.
その言葉はラテン語から作られた。
To coin a phrase / 今までにない表現をするならば
など、言葉の「起源」や今までになかった言葉が生まれるときに使います。to coin a phrase はあまり頻繁に使う言い回しではありませんが、Coinを動詞で使うこと自体あまりないので、意味を覚えるついでに頭の隅にでも入れておいてください。
・Brexit 英国EU離脱
The impact of Brexit has been significant.
ブレグジットの影響は重大です。
「Brexit」は英国を表す「Britain」と、離脱という意味の「exit」の二つの英単語を合わせた造語で、「英国の欧州連合(EU)からの離脱」を指します。2016年6月23日のEU離脱が決定、2020年1月31日に離脱しました。
元々、ギリシャがユーロ圏離脱をした際に生まれた“Grexit( Greece + exit )”の派生語です。
・FOMO SNS依存症
She can’t stop checking SNS because She feels FOMO.
彼女は情報において行かれるのが不安でSNSのチェックが止められない。
FOMO(フォーモ)は、「Fear of Missing Out」の略で、見逃したり取り残されたりすることへの不安、新しい情報や周囲の行動についていけないと不安や恐怖を感じる状態を指します。
今ではソーシャルメディアの発展により常に誰かと繋がっている状態が当たり前になってきたことから、今では取り残されることを怖がることから転じて「SNS依存症」を表す言葉になりました。
・Viral 話題の
The video has gone viral. / 動画は(ネット上で)拡散されました。
ABC store went viral last month. / ABC ストアは先月バズりました。
インターネットなどで使われる「(インターネットや口コミで)素早く広がる」「話題の」という意味のスラングです。
いわゆる「バズっている」状態を表すようなニュアンスで使われます。
「virus」が語源になっていて、ウィルス感染のように爆発的な勢いで大勢の人に広がっていくという意味から派生したようです。
マーケティングでは「口コミで徐々に情報が拡散していく」という意味でも使われます。
ちなみにBuzzは「ガヤガヤ騒ぐ、ざわめく、噂話が広がる様子」という意味から派生して「噂話(ゴシップ)」を表す単語として使われています。
・Binge-watch 一気見
I stayed up all night and binge-watched my favorite drama last weekend.
先週末は徹夜してお気に入りのドラマを一気見しました。
「binge」は本来「~を1回でする」「一気に~する」という意味がある単語です。どんちゃん騒ぎやドカ食い、楽しいことに熱中したり、「自分で節度をコントロールできないくらい過度に何かをしすぎるとき」に使います。
binge-watchで一気見ですが、他にも「binge on alcohol / 酒をがぶ飲みする」、「shopping binge / 大量の買い物をする」、「binge eater / 大食漢」など幅広い使い方ができます。
・Staycation 近場で休暇を過ごす
A Staycation is a great way to have fun without having the expense of traveling.
ステイケーションは旅費をかけずに楽しむ最適な方法です。
Staycationは「stay」と「vacation」を合わせた言葉で、遠出するのではなく近場のホテルや家で休暇を過ごすという意味です。パッキングの手間が無かったり移動にかかる時間や費用があまりかからないのが魅力の1つです。
元々はなるべく節約をして余暇を過ごすブームが来た時に流行したのですが、近年はウィルスの影響などで遠出自体が余りできなくなり、周囲の人々と非接触の生活を送りながら安全に心や体を休める方法として脚光を浴びました。
日本では長期休暇が取れないために、敢えて近場の高級ホテルを予約してリゾート気分を味わう楽しみ方をしている人もいるそうですよ。
・Infodemic 不正確な情報が拡散される
infodemicはinformation(情報)+ epidemic(疫病、伝染病)を掛け合わせた言葉で、「不正確な情報がSNSなどを通じて大量に拡散されてしまうこと」を表す言葉です。
大量の情報が流行病のように不特定多数に拡散され、信じてしまった人がパニック状態になり、社会に大きな影響を及ぼすことを意味します。
「pandemic / (全国的・世界的に)爆発的に感染する」との造語のような気もしますが、エリア的にはepidemic(地域的に予想を超える範囲での)伝染病の流行 < pandemic(全国的・世界的な規模での)伝染病の流行という意味があるので、必ずしもすべてのinfodemicが世界的に爆発的な広がりを想定しているわけではないという認識なのではないでしょうか。
いかがでしたか?ニュースには新しい単語がたくさんでてきて、語学の学習にはピッタリです。海外のニュースなら世界で何が起きているかを知るだけでなく、新しい単語や使い方を覚えることができたり、気になった言葉や知らない言葉を調べる力も身に付きます。
ぜひたくさんニュースを読んで自分の世界を広げていってくださいね♪
PerkyのWEbサイト運用担当。海外でお酒やコーヒーの勉強をしてました!